
過去も未来も、まるごと肯定できる場所へ。
人生に、まっすぐな航路はない。
はたらき方は、何度でも選び直せる。ひとつの場所で、途切れずに積み重ねていける。
これまでの航路を、消さなくていい。過去も未来も、同じ一枚の地図に載る。
ここの仕事は、すべて誰かの手元に届く。
注文の向こうに、待っている人がいる。
受注、在庫、問い合わせ。買った人が待てる状態を、毎日つくる。
箱を開けた瞬間が、この仕事の評価になる。
撮って、測って、出品し、検品して送り出す。開けた人の顔が、そのまま成績になる。
一枚の写真が、値段を変える。
切り抜き、色、動画。伝わる写真が、品物の価値をそのまま引き上げる。
顔の見えない相手ほど、手を抜けない。
僕は、ここではたらく人を、誇りに思っている。
手を抜く理由なら、いくらでもある。相手は遠くにいて、顔も名前も知らない。それでも、届いた瞬間に相手が黙って頷く方を選ぶ。
その手元に恥じない仕事だけを、ここに置きたい。
海の向こうで開ける人の手を、想像しながら閉じる。
揺すって音がしなくなるまでが、仕事。中身は見えなくても、箱を持った手には伝わる。届く前から、届いている。
自分が買うつもりで、光にかざす。
光にかざすのは、傷を探すためではなく、嘘をなくすため。三度目に何も出なくなったとき、ようやく自分の名前で送り出せる。
傷は、隠さずに、いちばん大きく写す。
いちばん見せたくない箇所から、撮る。相手を驚かせない。それだけで、一万キロは近くなる。
本人・家族・相談員、どなたからでも。見学は1時間、返信は翌営業日以内。