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【創業社長の読書考察記録】#1 インプット大全

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創業社長の読書考察記録

 

これから、月に3回程度を目安に読書記録を書いていこうと思います。

 

 

栄えある初回の本は、「インプット大全」です。

著者は精神科医の樺沢紫苑先生で、「アウトプット大全」等の書籍でも有名です。

 

 

 

この読書記録は、中小企業の創業社長がどんな判断軸を持っているのか。どんな要素で意思決定をしているのか。

社長は他の従業員と違って何を考えているのか等、あなたの会社の社長の脳内を知る参考にしていただければ幸いです。

※価値観や感覚の違いはありますが、合理的に考えればある程度似通った答えや感覚になると思いますので、あくまでも参考程度にお考え下さい

 

 

 

それではいきましょう。

 

 

インプットの質を高くするためには

 

単純に考えると、人はインプットとアウトプットの繰り返しで生きています。

上質なアウトプットを生み出すには、上質なインプットが欠かせません。

 

 

それでは、上質なインプットをするためにはどんなことが必要なのでしょうか。

 

 

①アウトプット先を決めておく

 

大切なのはインプットした情報や知識を「どこにアウトプットするのか先に決めておく」です。

例えば、セミナーで事前にアンケートの提出や内容のプレゼンをしてもらうことを伝えておくと、そのための準備として主体的に話を聞いたり、相手に説明できるように自分の言葉にして考えます。

何か目的をもってインプットすることで、質が格段に上がります。

 

 

 

なるほど。ここで大事なことはインプットして得た内容を「脳をフル回転させて自分の頭で考える」ことだな。

プレゼン時間が長ければ長いほど、テーマを深堀したり自分の興味のある内容に結び付けて考えられる。

 

逆に考えると、2時間のインプットをしてアウトプットが「ためになりました」とか「面白かったです」みたいな1分で終わるようでは内容がほとんど抜けているに等しいと考えてよさそう。研修等に行った従業員に質問する内容として覚えておこう。

 

面倒くさいと言われることは承知の上で報告書を書いてもらうのもありだな。その報告書が他の従業員の学びと興味になれば相互利益が望める。会社に残る書類なので、従業員への学びを投資している証拠としても使えそうだし、報告書を書いてもらうことが一番アリな選択肢かもしれないな。

 

そうか、アウトプットの手段でも得意と苦手があるな。プレゼン、報告書含めて、本人のためになるようなアウトプットができるようにどんな準備ができるか考えてみるのも必要かもしれない。

 

 

②インプットする理由:目的地を決めておく

 

そもそも、自分はその情報を得て何をしたいのか明確になっていない場合が多いケースがある。

情報を得るだけで満足してしまい、知識として定着せずに忘れてしまう。これでは時間を浪費しているだけで質のいいインプットとは言えない。

 

大切なコトは「自分が何をするためにその情報をインプットするのか明確にする」です。

本書では、インプットする理由と目的を明確にするツールが2種ありました。

 

 

確かに最近は無料の情報がありすぎてそれだけでお腹一杯になり勉強しているつもりになって、実はそんなに身についていなかったり、必要ない情報ばかり取ってしまうことも多いな。自分にも当てはまる部分があって反省すべきポイントだと感じた。

 

従業員それぞれにその時々に応じて必要な情報は違うから、一度みんなで目的地を洗い出してみるのもいいかもしれない。全体でワークのようにやるのもいいけれど、一人一人と面談してやってみる方が心理的ハードルは低いかな。見栄を張ってカッコつけても意味がないので、自分と向き合う時間をとるために定期的に面談する時間を設けてみるのもよさそう。

 

ここでは「何のために」インプットするのか明確にすることが大切と書いていたな。インプットした情報を自分なりの解釈で考察できるようになることが必要ということか。例えば「インプットした情報」×「自分の興味がある精神医学」で掛け合わせてみるとどんな考察ができるのか。こんなインプットができる従業員は、まず間違いなく強力なアウトプットをしてくるだろうと想像するのは容易だな。解像度が低い言動をする従業員に必要な部分は、もしかしたらこういった質のインプットに慣れていないからかもしれない。要チェック項目だな。

 

 

③一気に全部は無理。まずは3つに絞ってインプットし、何週もして別のインプットに変える

 

めっちゃくちゃ仕事ができる人間でも、実は1回で6つくらいのインプットが限界らしいです。

そもそも人間のワーキングメモリは3つしかない。ということは、例えば書籍なら3つに絞ってインプットして、もう一回読んだときに別の3つをインプットする。そうすることで結果的にたくさんの情報を質よくインプットできて効率的だと思います。

 

大切なコトは「一回で量が多く質が悪いインプットよりも、少なくて質が良いインプットをする方が良い」です。

 

 

確かに、めちゃくちゃ気合を入れて全部覚えてやろうと思うとどこに注力していいかわからなくなって、結果的に得られるものが少なくなった経験がある。自分で選んで、これを得る!という目的を事前に持っているとそこに注力するので上質なインプットができ、自分の言葉で他者に語れるようになる。これが大切だということか。

 

研修や勉強会では導入の際に必ず得てほしいポイントや目的を伝えておくこと、何かの研修に従業員を派遣するときも、どういう目的をもっていくのか前もってお互いの認識を明確にすることが大切なんだな。

 

人間のワーキングメモリは3つしかないのか。意外だな。ということは、今まで以上にやることや目的を「選択」して、きっちり終わらせてから次に望む方がいいか。すべてを6割で同時進行よりも完成度が高いものが出来上がるなら、その方がお客さんにとってのメリットだし、従業員のスキルアップもしやすい。しっかりと経験してスキルを高めてもらうためにも、ワーキングメモリはだいたい3つということは意識しておいて損がないな。

 

 

以上、「インプット大全」についてお届けしました。

 

実はこの読書記録も、この本の教えに従って読んだ書籍のアウトプット先にしているという目的があります。

これを読んで興味が出たら買うもよし、僕はこの内容で得た大切なコトを従業員に伝えていくためのメモ書きとしても使えたらと思っています。

 

 

それではまた次回(^^♪

 

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