【創業社長の読書考察記録】 #3-2 エッセンシャル思考
先日、24歳の若手営業マンとちょっと話しました。
熱心に自分の会社説明をして、ちょっと聞き取りをして、熱心に商品を勧めてきてました。
最後に「今のやりがいって何ですか?」って聞いたら、
「上に上がることです。今は多少お金が少なくても上に上がりたいんです」
ほう。いい意気込みで何よりです。
若い熱量はやっぱり元気をもらえますね。ギラギラしてる感じが伝わってきます。頑張って。
でも、その熱意とうちの従業員が必死こいて作ったお金を使うことはまた別の話だよ。
という、逆に気持ちが離れてしまった体験をしました。
これを分析していけば、何か営業のヒントになるかもしれませんね。
そんなこんなで本日は【創業社長の読書記録】 エッセンシャル思考第二部をお届けします。
最後の最後まで本当に学びが多い書籍でした。非常に中身が濃く、壁にぶつかったら都度読み返してみると新たな発見や気づきが見つかると思います。
ちなみに、第一部のリンクをこちらに貼っておきます。
ぜひ一度ご確認くださいませ。
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それでは本題です☆
目次
捨てる技術
エッセンシャル思考を実行するには、自分にとって瑣末な多数をどのようにして削除していくかがポイントである。
捨てる技術をいくつか身に着けていれば、本質を見失うことなく成果を最大化できる。
本質目標を明確化させる
目的が明確でなければ、人を動かすことができない。
目的の分からない仕事にはやる気が出ないからだ。
目的が明確でないとき、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを浪費してしまう。
その弊害は大きく分けて2パターンある。
社内政治が蔓延する。
仕事のゴールが見えず、どうすれば勝てるかわからないので「上司の歓心を買う」ゲームに終始してしまう。
その結果、本来の仕事に費やされるはずであったエネルギーは上司のご機嫌取りや表面的な自己演出に費やされる。
これは日々の生活でも似たようなことがある。
自分のしたいこと(望みや目的や価値観)がわからず、いい車に乗り、きれいな家に住み、SNSのフォロワーを増やすことに夢中になってしまう。その一方で、大切な人と過ごす時間が削られ、心も体も蔑ろにされていく。
何でも屋になる。
会社の明確な方向性がないので、それぞれが目先の利益のために動き出しリーダーの求心力がなくなってしまう。
個人レベルでは重要な仕事をしているのかもしれないが、各自が別々の方向に進んでいるとチーム全体としてはどこにもたどり着けない。1歩進むたびに5歩下がるような感覚になってしまう。
SNSを始める理由や会社の方向性など、なんとなくあいまいにしてしまっていたり、完全に明確ではない部分が自分の中にもあったかもしれないと痛感させられた。目的を明確にしてSNSを手段として利用しなければ、目先の数字に一喜一憂してしまう。これでは本末転倒だ。
同様に自社の従業員たちにも、会社の方向性や目的を完全に同じ基準を用いて示せていたか。正直自信がない。
だからこそトラブルが起きる。思ったように進まない。売り上げが上がらない。目先の利益を取りに行って無駄な仕事を増やしてしまう。
負のループにしかならないと大変反省した。
第三者が会社を評価するときに示す数値は、上司や幹部、経営陣の責任であることを強く実感した。
同時に、成果が出ないことを部下のせいにしている上司を持つと、部下の人生や生活を狂わせてしまう。
人選が非常に大切なこと、目的を常に忘れないこと、目的が明確で従業員たちも同じ感覚を持っていることが何より大切。
そのために必要な研修であったり、理念の共有、1on1ミーティングの実施等を早急に検討しよう。
いや、その前にまずは自分自身が明確に従業員たちに会社の目的を示せるか。まずはそれからだな。
編集する
より良くするためには何かを削り、本質を導き出す必要がある。
そのための4つの原則をご紹介する。
削除
凝縮
修正
抑制
この4つのスキルを使い、不要なものを容赦なく削り、本質を取り出すのが編集するということである。
2語を1語に、本当に伝えるべきことは何か、無駄をそぎ落とすこと、時間や言葉を凝縮して短くすること、正しく修正すること、自分を抑制し、本当に必要なことにだけ時間と労力を使うこと。
「編集」とは、目に見えないアートなのである。
時間を使って無駄を削ぎ落すことをあまり意識してこなかった自分にとって、この話はとても理にかなっていると思った。
有名なキャッチフレーズも頭に残るCMも、余計なことばかりの長文にはならないことに気が付いた。
本当に伝えたい大切なコトを簡潔に、明確にすることは努力であることを頭に叩き込みなおす必要があると感じた。
確かに、全校集会の校長先生の長々とした話は本当に退屈だった。
それを無意識にでも自分がしているかもしれないと思うと、怖い。
言葉と目的をより磨き、洗練されたものにし続ける努力は経営者にも必要だなあ。
しくみ化の技術
多くを求めて欲張れば欲張るほど力の向きがばらばらになり苦しくなる。
徹底的に準備して仕事を減らし成果を増やすにはどうしたらいいか、考える時間と余裕をキープできるようにシステム化する。
「変化」に対して、大きくて派手を求めがち。
計画が壮大すぎてくじけてしまっては意味がない。
「習慣」に対するハードルが高すぎてくじけてしまい、モチベーションを維持できない。
心理学の視点で見ると、モチベーションに効果的なのは、「少しでも前に進んでいる感覚」である。
これを達成するためには、
・遅く大きく始める。最後にすべてをやろうとする
よりも、
・日々のささやかな進捗を高いパフォーマンスで、小さな改善を地道に繰り返すことで大きな成果に
という意識が大切である。
つまり、しくみを作るということは、小さく始めて高いパフォーマンスを出し続けながら、改善を地道に繰り返し続けることである。
そして、エッセンシャル思考の一番の敵は
焦点を複数に合わせようとするマルチフォーカス
である。
未来を頭の中に抱えず書き出し、明確な目的に沿って判断し、小さな改善を積み重ねる。
このサイクルをしくみ化し、無意識にできるようになれば成果は限りなく拡大するだろう。
壮大な計画を立てたはいいものの、目の前の行動にまで細分化できていないことが数多くあることに気づけた。
机上の空論で壮大な数字を掲げ、達成できない部下を責めてしまう前に、数字の見直し、目的の見直し、計画の見直しに着手して本当に本質目標に沿った数値設定なのか、逐一確認しながら進めていかなければならないと痛感した。
数多くの管理職がこの書籍を読み、深く理解し、日々の業務に活かすことができれば、離職率も減少するのではないだろうか。
また、多くの現場で働く方々のバイブルにもなりえる一冊だと感じた。
忘れてしまっても、また原点に立ち戻れる一冊。
何度も読み返し、エッセンシャルな部分を少しづつ増やせるように改善していこうと思う。
ではまた次回(^^♪
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