調子が悪くなると死にたくなる人へ
今回の記事はちょっと内容が深めです。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、「調子が悪くなると死にたくなる人へ」という内容でお届けします!
死にたくなるってなんだろう?
難しい言葉で言うと「死にたくなること」は
希死念慮
という言葉が使われます。
では、希死念慮とはどういった意味合いがあるのでしょうか。
なんで「死にたくなる」んだろう?
ではなぜ、人は死にたくなるのでしょうか。
警察庁のデータを基に調べてみました。
目次
自殺の理由について
自殺の理由は人によって様々ですが、警察庁の令和4年の統計を確認すると、多くの場合、6つに分類されます。
健康問題
まず第一に、健康の問題です。
老若男女がそれぞれ何かしらの健康に事情を抱えています。
健康第一!と口では簡単には言えますが、実際に切に健康であることを望む方々もいらっしゃいます。
健康についてあまり関心がない方は、まずは年に1回でも健康診断に行くことができればいいかもしれませんね。
家庭の問題
続いては、家庭の問題です。
なかなか他者には踏み込みにくい事情もたくさんありますよね。
できるだけオープンに話せるような環境や、話せる人を探しておくことが大切かもしれません。
なかなかすぐには信頼できる人を見つけることが難しいかもしれませんが、少しずつでも何かしら助けを求められる手段を持っておいても損はないかもしれませんね。
経済・生活問題
続いては、経済と生活の問題です。
簡単にまとめると「お金」ですね。
お金が無くなるとどんどん心の余裕を失っていきます。
生活していくだけで減っていくばかりのお金に神経をすり減らすことも少なくないはず。
でも、これ以上働くのは体力的にもきついし、かといって転職するのもまた1から覚え直しで億劫。。。
我慢するしかなくなり、節約で支出を切り詰め続けてどんどん心の余裕もなくなる。。。
そんな負の連鎖に陥らないように、日頃から少しずつでも何か対策ができればいいかもしれませんね。
勤務問題
続いては、勤務に関する問題です。
お仕事の内容や環境がご自身に合わず、死ぬことを選ばれる方も少なくないとの結果でした。
私たちも就労支援の事業所を運営しており、職場に合わなくて体調を崩された方とたくさん接してきました。
そんな中で
「職場に自分が合わせられないのが悪い」
「会社に求められたことができない自分も悪い」
「しんどいと伝えると仕事がなくなってしまうかもしれない」
「自分の望むポジションに就くことができなかった」
など
そんなお悩みやお困りごとをたくさん教えていただきました。
職場の環境とご自身が合わないのは、決してあなただけの責任ではないですよ。
そして、そんなあなたを必要としてくれる会社と仕事は必ずどこかにあります。
私たちと一緒に、自分に合ったお仕事を探していきましょう!!
障がいをお持ちのかた、そのご家族様は相談無料となっておりますので、ぜひご活用いただければと思います。
男女交際問題
続いては男女交際問題となっておりました。
失恋やその他の男女交際に係る問題で自殺を考えてしまう方もいらっしゃいます。
男性と女性では感じ方も違いますので、お互いに歩み寄りながらよい解決策が見つかるように、日々の向き合う姿勢を大切にしたいですね。
学校問題
あとは、学校問題です。
たくさん話題になるいじめなどの問題は未だ消えることなく続いています。
不断の努力を続けながらどうにかしていじめなどの問題をなくしていくことも大切ですが、それに並行してしっかりと「逃げ場」を用意することも大切なコトなのかなと、個人的には思います。
「逃げ場がないから逃げられない」
という選択肢が
「逃げ場があるから、今はまだ逃げないでもいいか」
という選択肢に変わるだけで気持ちの余裕がまるで違うと思います。
そんな「逃げ場」は、周りの私たちが積極的に構築することで解決できる問題でもあると思います。
自分にできること、できないことをしっかりと見極めて、自分にできることをできるところまで、協力していくことが大切なのではないかと思います。
死にたくなってはいけないの?
これは一概に死にたくなってはいけないと言いにくいのが本音です。
誰しもが死にたくなる時はあります。
今ある現実から解放されたかったり、逃げだしたかったり。いろんな思いや願いが溢れて「死にたくなる」になるんだと思います。
だから、死にたくなる自分が悪いんだと、自分を否定し続ける必要はありません。
死にたくなるくらいしんどい時は、
あえて、行動しない
あえて、考えない
あえて、なにもしない
小休止することも大切だと思って、少し休みましょう。
死にたくなっているときに、何をどう考えても前には向かないし、前向きな回答なんて出てきません。
一旦小休止して、それからどうするか考えましょう。
私たちもいつでも相談に乗ります。
全くの赤の他人だからこそ、話せることもあると思いますし、客観的に話を聞くことができると思います。
だから、死ぬ前に、まず一回誰かにぶちまけてみてください。
また次回(^^♪
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